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「一人になれる部屋がほしい」

2011.12.09

子どもは成長します。昨日と今日の比較では分からなくても、一年たてば一年分、しっかりと成長しています。そして、子どもたちも住居に対する要求を主張し始めます。私が訪ねたお家の中にも、住居が狭いために家族の不和が絶えないという方がありました。夫婦と女の子三人の五人家族が3K(三居室と台所)の公団住宅に住んでいます。父親は自宅で設計業務をしています。となると、残るは二室です。子どもたちは同性なので、長女が中学生であった間は、なにやかやゴタゴタあっても、なんとか一室を使ってきました。

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そして残る一室が食事室兼夫婦の寝室でした。けれど長女が高校生になると、「私もうがまんできない。一人になれる部屋が欲しい」と強く主張し始めたのです。さんざん言い争いを繰り返した後、ひとつの妥協が生まれました。父親が設計に使っている部屋を、夕食後は長女が使うということです。アイドルのポスターが張られた部屋に、長女の机と父親の机が並んでいました。





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